Omlucで1年働いてみて
コラム
2026/01/07
0. AIの最前線の楽しさを味わえていますか?
AIが世界を変えている。 それ自体は、もう疑いようがありません。
実際に、業務が効率化された事例も多くの企業から発信されています。
しかしその「最前線の楽しさ」を仕事で実感できている人は、どれくらいいるでしょうか。

こんにちは、Omlucで Difyリードエンジニア をやっている福島です。
今日の目的は「一緒に働ける仲間を募集すること」ですが、きれいに整えた採用広報を書くことはしません。なぜなら、いまOmlucでやっている仕事が本気で楽しく、その理由をできるだけ飾らずリアルに書きたいからです。
この記事では、私がOmlucで働き始めてから今に至るまで、何もない状態から、事業や組織が立ち上がっていく過程と、その中で自分がどんな仕事をしてきたのかを、体験談として書いていきます。
うまくいったことだけでなく、迷ったことや、手探りだったことも含めて、その中で感じてきた 大変さと楽しさの両方 を、そのまま書きます。
読み終えたときに、「こういう環境なら、ちょっと関わってみたいかも」そう感じてもらえたら嬉しいです。
1. 何もないところから始まった
Omlucで働く前の私は、「最前線の楽しさを、仕事として味わえている」とは言えない状態でした。
AIの研究論文を読んだり、生成AIを使った開発を個人で試したりはしていましたが、それが第三者から評価される機会はほとんどなく、「本当に意味のあるものを作れているのか」という感覚が拭えずにいました。
そんな中で、代表の岸田さんのメンバー募集の投稿を見かけ、一度、企業の中で自分の技術がどこまで通用するのか試してみたいと思い、Omlucで働き始めることを決めます。
↓ 当時のDM

Omlucは、Difyを使ってAIワークフローを構築し、クライアントの業務効率化を伴走支援する会社です。単にワークフローを作って終わりではなく、Difyを導入することで、現場の人自身がワークフローを修正したり、新しく作ったりできる状態を実現すること までを含めて支援しています。
私がジョインしたのは、そのDify事業の立ち上げから約2ヶ月のタイミングでした。メンバーは3人だけで、どんなサービスとして展開していくのかも、まだ固まりきっていないフェーズです。
価値は見えている一方で、それをどう伝え、どう理解してもらうかは、まだ手探りの状態でした。
そんなフェーズで、私が最初に担当したのは、開発ではなくSNSマーケのためのコンテンツ作りでした。というのもエンジニアだからこそ見えている「ここはAIで置き換えられる」「この業務は楽になる」という視点が、当時のマーケティングに必要だったからです。
技術的には十分可能でも使われないのは、現場の人が「自分の業務で、どう使われ、何が楽になるのか」を具体的に想像できていないから。であれば、言葉で説明するより実際に動くものを作って見せた方が早い。
そんな方針のもと、Bizのメンバーと相談しながら、業務の中で使われる具体的なユースケースを一つずつ形にし、それをコンテンツとして発信していきました。
最初は反応がほとんどないこともありましたが、試行錯誤を重ねる中で、徐々に手応えが返ってくるようになります。
アカウントが伸び、ウェビナーに人が集まり、そこから実際の相談や案件につながっていく。自分たちの仮説が、現実の結果として返ってくる。
その感覚は、「仕事としてAIの最前線に関わっている」と、初めて実感できた瞬間でした。
↓ 当時のバズったツイート
https://x.com/omluc_ai/status/1856701286982541395
2. 本気でベットすることを決める
案件が回り始めると
どういう企業が
どんな課題を持っていて
どこに価値を感じてお金を払ってくれるのか
その輪郭が、具体的に見えるようになってきました。
一方で、目の前の案件を一つひとつ回していくだけでは、この先、事業としては伸びていかないとも感じ始めました。
ちょうどそのタイミングで、代表から「個別の案件を見るだけじゃなくて、この先どういう形で事業を作っていくか、その視点でより深く関わってほしい」と声をかけてもらいました。
周りから見れば、少し踏み込んだ決断に映ったかもしれません。
ただ自分の中では、あまり迷いはありませんでした。
ここまで関わってきて、この事業がどこに向かおうとしているのか、そして、自分がどこで価値を出せそうか。ある程度、腹落ちしていたからだと思います。これから本気で時間とエネルギーを投下すれば、事業そのものの形を一緒に作る挑戦ができる。
そう判断して、より深くコミットすることを決めました。
3. 個人の力から、組織としての開発ケイパへ
エンジニアが増え、同時に走る案件の数もどんどん増えています。
開発は順調に回っているように見えます。 ただ、その中で顕在化している課題があります。
アウトプットの質やそこで得られる知見が、 どうしても個人に閉じてしまうことです。それぞれのエンジニアが自分の案件を理解し、 責任を持って開発を進めること自体は問題ありません。
ただ、実装や設計の良し悪しがエンジニア個人の力量に強く依存し、 そこで得られた学びも、その案件の中に留まってしまう。
案件が増えるほど、この構造は無視できなくなってきます。
だから今、アウトプットの質を「個人」ではなく「組織」としてどう担保するかという問いに向き合っています。その一つの答えとして取り組んでいるのが、開発プロセスへのQA機能の導入です。

ここでのQAは、ミスを防ぐための守りではありません。
良い判断や失敗を案件の外に流し、組織として次に活かすための攻めの仕組みとして位置づけています。
まだ試行錯誤の途中ですが、案件ごとの知見が少しずつ共有され、「また同じところで詰まる」ことは減り始めています。
個人の開発力ではなく、組織としてのケイパビリティができつつある。そんな感覚があります。
いま世の中全体を見たときに、 AI活用が広がっていく上でのボトルネックは、 技術そのものではなく、それを現実の業務に落とし込む担い手の不足にあると感じています。
Difyのようなワークフロー型のAI活用基盤が少しずつ普及し、 企業側のAIリテラシーも着実に上がってきています。 一方で、それらを使って業務を設計し、実装し、運用まで持っていける人材は、まだまだ圧倒的に足りていません。
いまOmlucで向き合っている課題は、まさにその部分と重なっています。 企業のAI DX案件を進める中で、担い手不足という課題に現場で正面から向き合えている。だからこそこの仕事は面白いのです。

4. いま、一緒にやりたいことが山ほどあります
ここまで書いてきた通り、Omlucではいま、案件や引き合いが増え続けています。
一方で、やりたいことや挑戦したいことに対して、人が足りていないというのが正直な現状です。技術的に面白いテーマも、事業として腰を据えて取り組みたい構想も、まだまだ手をつけられていないものがたくさんあります。
だからこそ今、同じ課題意識を持って、一緒に前に進める仲間を探しています。
エンジニアに求めていること
Omlucで求めているエンジニア像は、単なる実装担当ではありません。
コードを書く力はもちろん大事です。ただそれ以上に、技術をどう現場に届けるかに興味がある人と一緒に働きたいと思っています。
FDE(Forward Deployed Engineer)として動けること
顧客の要望をそのまま受け取るのではなく、顧客の価値や業務の本質まで踏み込もうとするスタンス
要件が曖昧な状態からでも、整理し、形にしていけること
PMに求めていること
PMについても、従来のBiz/PMの延長線上の役割を想定していません。
仕様を固めてから投げる、というよりも、一緒に考えながら作っていくPM像に近いです。
AIを前提に、業務や要件を再設計できる柔軟な思考
最初から正解が見えない状況でも、試しながら前に進める姿勢
エンジニア・顧客・AIの間に立ち、それぞれの言葉をつなげられること
まずは、気軽に話しましょう
上記のエンジニア像・PM像がいきなりすべてができる必要はありません。
正解がない状況に前向きに向き合い、まず一歩踏み出してみる。
自分の仕事の範囲を広く捉えながら、一緒に考え、一緒に形にしていく。
そんなスタンスに対して、前向きに向き合ってくれる人と、一緒に働きたいと思っています。
いきなりフルコミットである必要もありません。最初は 業務委託からの関わり でもまったく問題ないですし、実際に仕事をしながら、「合う・合わない」を判断してもらって大丈夫です。
この文章を読んで、「今の自分の関心と近いかも」と感じたなら、きっと話す価値はあると思います。一緒に、「AIの最前線の楽しさ」を仕事で味わいましょう。お話できるのを、楽しみにしています。


